大人になって始める語学の学習では、学生時代に学んだ英語に比べると本人の（年齢による）学習能力や環境（学習を強要される定期的な試験など）も大きく異なります。
けれども最も重要なことは、大人になってから学習する外国語には目的意識という強い味方があります。現実では、6ヶ月で外国語をマスターするのは、かなり難しいといえるでしょう。少しずつ基礎を固めていくのが、確実だということを忘れないようにしましょう。
始めたばかりのころは、すべてが刺激的で楽しく感じられます。その後、同じように努力しているのに、進歩している実感がなかなか得られないまま、学んだことを忘れたりして、少し気が滅入る時期が来るかもしれません。これは誰にでも（運良くこのような経験をせずに済むことも稀にあるかもしれませんが）訪れる一過程ですので、心配は要りません。こんなものだと気楽に乗り越えればまた先に進めます。

実は、合理的な裏づけ(文法がないと、会話を継続することはできません。
会話のためにも、テキストを使いながら、自然な形で文法も少しずつ学習していきます。
大人の場合は、楽しみながら学習するのが長続きのコツです。中学校や高校のときに習った英語の授業のやり方では、無理があるかもしれません（文法を体系的に論理的に勉強するのが得意な方もいらっしゃるので、絶対というわけではもちろんありません。）

いずれにせよ、テキストに登場する単語を覚えるのは、たいへん重要なことです。